テラフォーミングマーズ よくある質問とルールミス①
テラフォーミングマーズをプレイしていてよく出る質問、間違えやすいルール、自分が勘違いしていたルールを挙げていく。
このゲームは基本的に単純だが、一部の勘違いしやすいルール、和訳の問題、カード同士の組み合わせの挙動、そもそも考えてもわからないカードがいくつかあり、1つのミスでゲーム自体が台無しになったり申し訳なくなったりしてなんともいえない雰囲気になってしまうことが多々あった。
そんな事気にせずに楽しく遊べれば良いのだが、自分の周りはゲーマーが多く真剣に勝ちに拘ることこそが楽しいと思うプレイヤーが多かったのでよりルールに正確性を求めた。
自分がこのゲームを始めたときに調べてもそういったルールやQA情報があまり出てこなく苦労したので、これから始める人や何度かプレイした人の参考になるかと思い、これまであったことをまとめていく(随時追加)
また、こちらのルールミスやこんな問題もあるというものがあれば教えて下さい。
主に「タイル」のミスや置き場所について書きました。
ノクティス市について、その他分かりづらかった箇所を赤字で追記 2020/04/07
ノクティス市について、赤字にて再追記 2020/04/09
最初からルルブを完全に理解するのは無理なので、これを読みながら何度かゲームをしたら読み返すのをオススメする、そこでいくつかルールミスが見つかると思う。
「タイル関連」
・都市タイル
標準プロジェクト、プロジェクトカードどちらで配置する場合でも特別な記述(メトロポリス、溶岩洞への入植など)がない限り都市は都市に隣接して置くことができない。
標準プロジェクトで立てた時、MC産出+1上がることを忘れがち 。
・緑地タイル
可能なら自分のタイルに隣接して置かなければならない。
マングローブの森に配置制限は無視とわざわざ書いてあることからプランテーションでは無視して置くことはできないと思われる=可能なら自分のタイルに隣接させる(緑地を離して置くメリットはほぼないが、鉱山採掘権や核実験場等の隣に置きたくない場面がある為)
緑地タイルを置く=酸素濃度+1と基本の前提ルールがあるにも関わらず、マングローブの森などに「緑地を1枚配置し、酸素濃度+1」とわざわざ書いてあるので自分達は最初緑地タイルを配置し、その緑地タイルの効果で酸素濃度+1し、カードのテキストでさらに酸素濃度を+1と解釈して使用していた。
その後カードのアイコンに緑地タイルと酸素濃度の絵が1個ずつしか書いていないので酸素濃度は+1でしょと言われ正常なカードになった。
この例でもそうだが、「カードに書かれたテキストはアイコンを補完するものであり基本的にはアイコンを参照してプレイしてほしい。特別な場合は*で補足している」ということがBGGかなにかにあったはず(ソース無し)
公式ルールブックに10Pにそのようなニュアンスがあったことを確認。
・海タイル
海洋予定地にのみ配置できる。
このタイル「に」隣接するようにタイルを配置したら2MCもらう。重複するので海と海に挟まれた場所なら4MCもらえる。
海は誰かのものではないので海を配置してもプレイヤーキューブは置かない。
通常マップでは指定されたノクティス市の予定地に置く、その際に他の都市に隣接していても構わない。
ヘラス、エリシウムマップではノクティス市の予定地が無い為、「このカードによって置かれるタイルの配置制限は無視し、海洋予定地以外なら配置できる」と説明書には書いてある。この「配置制限を無視し」というのが「ノクティス予定地以外に置いていいよ」なのか「ノクティス予定地以外に置いていいし都市の隣にも置いてもいいよ」というのがかなり怪しい書き方。
後述の溶岩洞への入植が都市の隣に隣接できるようなエラッタが出たのでこちらもできそうな気はするが・・・。
>「ノクティス市」について、ヘラスとエリシウムマップの説明書には「ノクティス市のカードによって配置されるタイルの配置制限は無視し、海洋予定地以外なら配置できます」とありますが、これは「他の都市に隣接しても構わない」という解釈で良いでしょうか?
>はい、その通りです。
とメーカーに投げたQAが帰って来たので「配置制限を無視し」という書き方は海洋予定地や、その他の予定地(フォボス宇宙港等)以外ならどこでもOKという解釈で良いと思われる。
そのため前述のマングローブの森も自身のタイルに隣接していない箇所でも置けると思われる。
上記の回答があり本ブログに書いたところ、Twitterにて反応がありBGGにて作者ができないと回答していた事実を教えていただいた。
また、メーカーからも回答にミスがあったとの連絡がありその際にも上記のBGGの文章が引用されていた。
二転三転してしまったが、結果として「ノクティス市の予定地が無いマップでは、通常の都市を置くカードとして扱ってください」ということだった。
・溶岩流
孔雀山、アルシス山など、マップ上に黒の太字で書いてある箇所が火山地帯となる。
手元には日本語版しか無いので英語版は未確認だがエリシウムマップ、ヘラスマップではタルタルス山脈、フレグラ山脈など、火山地帯ではなく山脈もなぜか黒の太字になっているので注意。
火山地帯があるマップでのゲームで火山地帯が埋まった場合は配置することができなくなる。ちなみに配置できる箇所は基本、エリシウム共に4箇所、ヘラスには0箇所となっている。そのためヘラスマップには海洋予定地以外の火星上に自由に置ける。
最後の「そのため」という表現がわかりづらかったので。
溶岩流と後述の溶岩洞への入植は火山地帯が場合は海と予定地を除いてどこにでも置けるカードになります。
上記の溶岩流と同じ箇所、条件で置くことができる。
またこのカードは都市であるが、エラッタにより他の都市に隣接してもかまわないの一文が足された。
・首都
「白い都市タイルを配置」。つまり首都とは都市の上位互換で海からも点を得れるタイルである。
・首都は都市でもあるので都市に隣接して配置できない
・首都は都市でもあるので隣接した森1つにつき1VPを得る
・更に首都は隣接した海1つにつき1VPも得る
特別なタイルなこともあり自分たちは最初「首都」という特別枠で扱っていた。都市の隣に建てるわ隣接した森は点数にしてないわで完全に弱いメトロポリス扱いをしていた。
・採掘地帯
どちらも建材かチタンの配置ボーナスを得た方の産出が+1される。
建材かチタンの得れる場所が無くなったら置けない。
この2枚は効果的には全く同じだが、タイルの置ける場所が自分のタイルに隣接する必要があるかどうかが違っている。
前述の溶岩流やこのカードに限らず特殊なタイルや都市を配置するカードは、
・自分のタイルに隣接させる
・都市に隣接させる
・緑地に隣接させる
・何にも隣接させてはならない
・特別な場所に置く
など色々な条件があるので要確認。
また、企業の採掘ギルドが同じ効果だと思いがちだが、こちらは建材チタンどちらを得ても建材産出+1なので混在しないように。